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痛みを和らげる出産呼吸法

最近、ソフロロジー的な出産呼吸法を伝授する会を、
妊婦さんに頼まれると開いています。

実際に出産に生かしてくれて、とても良いお産になったと言ってもらったり、
助産師さんも参加してくれて、後日助産師さん達を相手に勉強会を開いたり、
となかなか面白いのですが、
何故、助産師でもない私が出産呼吸法を伝授しているかというと、
妊娠中にたまたま知ったソフロロジーの本に書いてあった体の使い方が
歌の体の使い方と同じだったからです。
私は加藤修子先生というボイトレの師匠から体の使い方を教えてもらったのですが、
歌手の私は、ソフロロジー的な体の使い方をすでにかなりマニアックに知ってたのでした。

実際に出産前に練習とイメトレにはげみ、
いよいよという当日は、とてもいいお産になりました。
初産は約10時間、淡々と静かにひたすらに、痛いというより苦しい時間が流れたけど、
お産はとにかく最高にエキサイティングな、超おもしろ体験でした。

ソフロロジーとは、
薬も何も使わずに痛みを感じにくくする呼吸法です。

ポイントは体をゆるめて、息を吐き切る事。

息を吐くと、自然と体はゆるむのです。
そして体がゆるむと、リラックスして痛みが和らぎ、お産も進みます。
単に痛みに対する感じ方が変わるだけじゃなくて、
実際に痛みを和らげる脳内物質がでるらしいです。

重要なポイント
息は、「吐く」のではなく、「吐き切る」事です。

吐き切る時はお腹をへこませます。
妊婦のお腹はへこまないけど、中の筋肉をへこませます。
この時の「もう出ない」というところまで息を吐ききっているときの
体の状態がお産を促します。
(2回試して体験的にそうだった)


もうひとつのポイントが「体をゆるめる」です。

ポーズ的にはざっくりいえば、「猫背」の感じです。

大きく気持ちよく息を吸ったあと、ため息をつくと、
自然と「猫背」になってると思います。それ。
全身ダラダラ〜〜〜っと脱力した感じで。

横向き吐く2.jpg

その状態でお腹をへこませながら(胸で息は吸わないから肩は上がらない)
息を吐いていくと、

自然と背中がどんどん丸くなります。←ここ、とても重要

例えるなら、みぞおちをパンチされた人が
「うぉぉぉぉ」と言ってる時のスローモーションのような、、、
肩の位置はそのままに、背中だけが後ろに引っ張られるような、、、
...余計わかりにくいかw
肩甲骨が開いている感じっていうのかな。

横向きうおおおの2.jpg

その状態がキモです。
お産が進むはずです。
そして、なんか陣痛の痛みが救われる感じというか、
まだまだ吐き続けたい、みたくなると思います。


最後のポイントは、「座り方」
重心のとれた状態の方が筋肉をつかわないので、

からだがゆるみやすく、痛みを感じにくいです。

左右に傾かずにぬいぐるみが自立した状態で座っているように座れるといいと思います。

正面.jpg

壁などに腰が少し触れる程度(背中でもたれない)に腰を支えて、
足を前に突き出して座るのが私は一番バランスがとれました。

陣痛が来たら、すかさずベストな体勢で、

3回、ゆっくり息を細く長く吐き切る!


このイメトレをくり返し練習しておくことが大事です。

私は本番で、3回目を吐き切ると「ガクッ」と寝てしまいました。
最初は眠気に抗えず寝てしまうことが不安でしたが、
痛みが来るとパっと目が覚めて、息を吐いて、痛みが去るとまた寝落ちする、
というペースをくり返したことで、
破水が先だったため最初はほとんどひらいていなかった子宮口が、
割と早く全開になったんだとおもいます。
(助産師さんに「わーすごい!もう全開ですよ!」って言われたので)

助産師さんいわく、寝てしまうのはホルモンの影響かもしれないとのことでしたが
呼吸で脳をリラックスさせたせいでそのホルモンがでたのだと思います。
私が教えた方もやはり寝落ちしたそうで、
調べてみるとしばしばある事のようなので、たぶん体力の消耗を最小限にするための、
本来の機能なのかもしれないとおもいました。

最後、もうでそうっ!ってくらいになってくると
体が勝手に息もうとして力が入ってしまうけど
頑張って息を吐き続けながらゆるめつつ、とにかく吐く!!!
吐き切りながら体が丸まって、同時に赤ちゃんが降りてくる!はずです!!
(問題のないお産なら)

これから出産する方、是非練習してから本番に臨んでみてください!
練習して武装しておくだけで、陣痛の時の心の支えになるし、
練習の成果を実験したくて、ワクワクドキドキした気分でお産に臨めます。
お産は楽しいよ!
ちゃんとゆるめて吐き切るをくり返せば、実際に痛みが減るはず!
たくさん酸素を送ってあげられるので赤ちゃんの血色もよく元気に産まれるそうですよ!


もう一度ポイントをまとめます。

・陣痛の時はできるだけ脱力できるように重心が取れた体勢で座る。
(左右にかたむいたり、どっかに力が入ってると陣痛が痛く感じます)

・大きくため息をついた時の「猫背」の状態で

・そのままお腹を凹ませながら細く長く息を吐きはじめる

・背中が丸まるのを感じながら最後の最後まで「吐き切る」

・3回ワンセット

・それを毎日練習!
(ぶっつけはまず無理です。
逆に練習しておくとどっからでもかかってこい、って気分で冷静に臨めます)

とは言え、段取り通り行くとは限らないのがお産!
うまくいったら儲けもの、くらいの感じで
ベターなお産を目指してくださいね。

練習はソフロロジーの本との併用がおすすめです。
対応している病院、クリニックならあると思います。

なにか質問とかあればいつでもメッセください。
mail@bethevoice.com
文字で伝えら得る限り、お答えします。
近場ならレクチャーに伺う事も可能です。
より具体的に、ストレッチや呼吸の実践を通して
体の使い方を体感してもらいながら説明します。
交通費をだしてもらえればもっと遠くにでも行きますよ〜!